【CEATEC12】昭和20年代に流行した「バタバタ」が復活

自動車 ビジネス 国内マーケット
CEATEC12 有安オート「Eサイクル」
CEATEC12 有安オート「Eサイクル」 全 5 枚 拡大写真
昭和20年代にホンダの創業者、本田宗一郎氏が開発して大ヒットした自転車バイク「バタバタ」が長崎県平戸市で復活した。しかも、電動バイクとしてだ。開発したのは従業員10人弱の有安オート。

「うちはもともと自動車整備会社で、ガソリン車から電気自動車への改造なども行っていたのですが、自分が通勤するのに手軽な乗り物が欲しいと、本田宗一郎氏がつくったバタバタをヒントに開発してみました」と有安勝也専務は説明する。

自転車をベースに約1年かけて開発。「Eサイクル」と名付けられた自転車型電動バイクは前輪のインホイールモーターで、バッテリーはリチウムイオンを使用し、重量は25kg。「とにかく軽くしたかった」そうだ。

6時間の充電で約50km走行でき、最高速度は50km/h。ソーラーパネル(1200mm×550mm×35mm)をつけられるようになっており、長距離のツーリングも可能とのこと。また、USBポートも付いているので携帯電話の充電もできる。文字通り、バタバタが現代風の乗り物として蘇ったといえよう。

価格は15万7500円で、今年春から関東圏でも販売を開始しており、これまでに数台売れたという。「まだまだ知名度が低いので、今回のCEATECに初出展し、みなさんに知ってもらいたかった」と有安専務は話し、現在、販路を広げるために代理店を募集しているそうだ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「かっこよすぎて悶える」ホンダ『プレリュード』レーシングカー公開!SNSでは「来年が楽しみ」と活躍に期待
  2. レクサスの最高峰セダン『LS』36年の歴史に幕、SNSでは「センチュリーが後継モデルに?」との期待も
  3. スバル『フォレスター』試乗して分かった日本車に対する本音とは…9月の試乗記ベスト5
  4. ポルシェ『カイエン』次期型のEV、インテリア先行公開…14.25インチOLED製フルデジタルメーター採用
  5. 「ヤリクロ超えたのでは?」スズキ『クロスビー』のフルモデルチェンジ級進化に「最近スズキすげぇな」などSNS興奮
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る