【PCCJ 2012】平川が大舞台で連勝記録を更新…第10戦

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
ポルシェ カレラカップ ジャパン2012 第10戦
ポルシェ カレラカップ ジャパン2012 第10戦 全 5 枚 拡大写真

10月7日(日)、PCCJ(ポルシェ カレラカップ ジャパン)の第10戦は、昨日の第9戦と同様にF1のサポートレースとして開催された。

このレースはダブルヘッダーラウンドとなるため、第10戦のスターティンググリッドは第9戦の決勝レース時のベストラップで決定する。ポールポジションは今季8度目のゼッケン14番平川亮。その後ろにゼッケン11番山路慎一、ゼッケン90番イゴール・スシュコ、ゼッケン22番マイケル・グリーン、ゼッケン16番横幕ゆぅ、ゼッケン3番江本玄、ゼッケン32番飯田太陽と続く。

注目すべきは各クラスのタイトル争い。前日の第9戦の結果により、チャンピオンクラス平川とマイケルのポイント差は43ポイントに広がり、一方のジェントルマンクラスのゼッケン19番永井宏明と横幕では19ポイント差に縮まっている。

PCCJでは優勝者が得られるのは20ポイント。最終節のもてぎラウンドもダブルヘッダーなので、第10戦を終えた時点で40ポイント差を付けていれば、ここ鈴鹿でタイトルが決まる。
つまり、平川はマイケルの前でゴールすれば文句なしにタイトル獲得となるのだ。ジェントルマンクラスのタイトル争いは最終節に持ち込まれることが確定している。

決勝レースのスタートは12時15分。まずは全車がクリーンに1コーナーを駆け抜けていく。しかし、続く110R、汚れた路面に足をとられた永井がスピン。ゼッケン33番Tetsuo OGINOを巻き込む形でコースアウトしてしまう。
「2戦続けて反省のレースになってしまった。OGINOさんには本当に申し訳ないです」と永井。
タイトル争い、地元鈴鹿での戦いとあって、少し気負いすぎてしまったのかもしれない。

上位グループでは、平川が 山路を徐々に引き離し、その山路から1秒離れてイゴールが続く。さらに後方、4番手を争うのは同じディレクションレーシングの横幕とマイケル。昨日の再現を見るかのような接戦を繰り広げている。2台がコントロールラインを通過する時のタイム差は0.2~0.4秒。しばらくその状態が続いていたが、終盤に差しかかったところで横幕がまさかの単独スピン。

横幕は神取、さらにはこちらも接戦で7番手を争っていたゼッケン5番高見沢一吉、ゼッケン32番飯田太陽らにもパスされてしまう。「念のためにインを抑えようとしたら、リヤが出てしまった」と横幕は、その瞬間を振り返る。これにより、ジェントルマンクラスは飯田が初優勝。「これまで予選ではポールポジションを獲れても、決勝ではミスがあって良い結果を残せなかった。今回は大観衆の前で優勝できて最高です!」と話す。

一方のチャンピオンクラスでは、平川が7連勝でシリーズタイトルを獲得。全日本F3選手権に続き、これで今季2冠の達成だ。それでも平川は浮かれることなく、「まだもてぎ戦が残っているので気は抜けません」と語る。それでも最後には、「でも、タイトル獲得はやっぱり嬉しい。チームに感謝します」と笑顔を見せていた。

次戦はいよいよ最終ラウンド。10月27~28日、ツインリンクもてぎでスーパーGT最終戦との併催となる。14ポイント差で迎える永井と横幕によるジェントルマンクラスのタイトルの行方、平川の連勝記録。
大いに注目したい。

《根賀亮仁@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る