横浜市は、超小型モビリティの新たな活用方法として、病院での訪問診療・看護を試験的に開始すると発表した。
低炭素な超小型モビリティについては、横浜市と日産自動車が協働で進めている「ヨコハマモビリティ“プロジェクトZERO”(YMPZ)」および「環境未来都市」における「電気自動車の普及・利活用」「超高齢化対応」として取組を進めている。
今回の取組は、地域医療支援を目的として、車両の有用性を実証するもので、地域見守り支援を目的として、7月から開始した「超小型モビリティによる青色防犯パトロール」に続く第2弾。通院が困難な在宅高齢者に対する医療機関による訪問診療や、訪問看護ステーションによる訪問看護において、超小型モビリティの有用性を実証する。
実証には日産から貸与を受けた『NISSAN New Mobility Concept』を使用。現在の訪問診療等の車両(軽自動車)では、狭い道(幅約1.5〜4m)での切り返し、上り坂でのパワー不足、訪問時の路上駐車による交通障害などの課題があり、超小型で低炭素である同車両の有用性が期待されている。
実施地域は横浜市金沢区とその周辺地域、実施期間は10月15日から2013年11月30日まで。済生会若草病院とわかくさ訪問看護ステーションで行う。