民間宇宙輸送ロケット「ドラゴン」が宇宙ステーション到着

自動車 ニューモデル 新型車
NASA SpaceX CRS-1打ち上げ(10月8日)
NASA SpaceX CRS-1打ち上げ(10月8日) 全 2 枚 拡大写真
 宇宙開発技術社=スペースXの「ドラゴン」宇宙船は、アメリカ中部夏時間11日8時03分(日本時間22時03分)に国際宇宙ステーション=ISSとドッキングした。民間宇宙飛行会社とNASAとの商用補給サービス=CRS契約による、初めての飛行だ。

 NASAのチャールズ・ボルデン管理官は「新しい宇宙開発時代の始まりだ。低空宇宙軌道上までのミッションのコスト削減が期待出来るので、深宇宙、たとえば再び月、そして小惑星やさらには火星の調査にリソースを集中できる」と語る。

 ISSでは5時56分、JAXAのアキ星出(星出彰彦)宇宙飛行士とNASAのサニータ・ウィリアムズ宇宙飛行士がロボットアームをつかってドラゴンの船体を確保した。打ち上げから2日10時間21分の飛行だった。このときISSはバハ・カリフォルニアの西の太平洋上空、250マイル=400キロメートル上空にいた。

 船体の確保に続いてISSとドッキング、11日午後にハッチが開けられ、物資の移動が始まった。ドラゴンは18日後にISSから分離され、さらにその後、南カリフォルニア沖の太平洋上に着水する予定だ。

 ドラゴンは400キログラムの物資を衛星軌道のステーションに輸送できる。内訳は118キログラムがクルー用物資、177キログラムが学術調査用物資、102キログラムがハードウェア、残り数キログラムがその他の補給物資となっている。

 また地球帰還時にドラゴンは759キログラムの物資を宇宙から回収する。内訳は74キログラムがクルーの機材、393キログラムが学術調査用物資、235キログラムがハードウェア、およびその他のハードウェアとなっている。

《高木啓@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. AE86レビン・トレノ、エンジン部品を復刻生産へ…トヨタGRヘリテージパーツプロジェクト
  2. 『GRヤリス』の空力&冷却性能を約50万円で大幅進化!「Aero performance package」発売
  3. 「めっちゃカッコよくない?」無限仕様の新型『プレリュード』が話題に、SNSではホイールにも「たまらない」の声
  4. アイシンが明かす、トランスミッションの膨大な経験値とノウハウが電動化を主導する理由
  5. 【2025年最新版】ジムニーに似合うホイール7選!RAYS『TEAM DAYTONA』でワイルド感マシマシにPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る