日産自動車は10月11日、日産グローバル本社ギャラリーにて、ロンドンオリンピック金メダリストのウサインボルト選手を招いた公開イベントを行った。
同社は、グローバルで実施しているブランドキャンペーンの一環として6月1日より、ボルト選手を起用した広告を世界中の空港で展開している。「WHAT IF_」と名付けられたこのキャンペーンは、日産を象徴する商品や技術にスポットを当てて紹介するもの。
イベントに登場した日産自動車最高執行責任者 志賀俊之氏は「ボルト選手は2009年以来、ずっと日産GT-Rのオーナーでいらっしゃる、そしてロンドンオリンピック期間中GT-Rを使って移動されていました。金メダルの獲得にGT-Rがお役に立っていたとすれば大変うれしいエピソードです」と始めた。
「ボルト選手には日産のワクワクをさらに広めて頂く役割を担うダイレクター・オブ・エキサイトメントへの就任をお願いしたいです」と述べ、その任務として『GT-Rボルト特別仕様車』開発への協力、日産のワクワクを映像やイベントを通じ広めるグローバルブランドキャンペーンのブランドアンバサダー、日産GT-Rのワクワク全てを知りファンに伝えていく第一人者、そして日産ファンの代表として力を貸して欲しいと依頼、ボルト選手は快諾した。
「衝撃とも言える速さ、世界中の人々を魅了した走り、ワクワクを与え強烈な印象を与えたボルト選手はまさに生ける伝説であります。ロンドンオリンピック金メダル獲得、そしてダイレクターオブエキサイトメントへの就任を記念して、特別なGT-Rを用意させて頂きました。その名も『ボルトゴールドGT-R』です」とゴールドに塗装されたGT-Rを披露し、会場でボルト氏がボンネットにサインを記入した。
志賀氏は、GT-Rをチャリティーオークションに出展し、そこで得た寄付金をボルト選手が代表を務めるウサインボルト財団に寄贈することを発表。ボルト選手のように輝き続ける子ども達の未来へ貢献できればとし、彼の母国であるジャマイカの子供達へ教育的、文化的な機会を作り出すウサインボルト財団の活動への寄付を約束した。
ボルト氏はイベントに集まったファン、子供達に「とにかく自分を信じて努力を惜しまない。そうすることで、夢は必ず掴めるだろう。そして、子を持つ親の皆さん、是非子どものために頑張って幸せにしてあげて下さい。幸せな子どもは夢を掴むために努力するでしょう」とメッセージを送った。