三菱ふそうトラック・バスは11日、大型トラック「ふそう」の衝突被害軽減ブレーキ用バルブに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2009年11月4日~2012年9月19日に製作された7926台。
フロントパネル内外に付着・堆積した雪がヒーターホース等の熱によって溶け出し、下にある衝突被害軽減ブレーキの効き具合を調整する弁に滴下すると、弁の排気口が凍結により閉塞して前軸の制動力が解除不良になる場合がある。このため、発進不能となったり、前輪のブレーキを引きずった状態で走行し火災に至おそれがある。
全車両、前軸の衝突被害軽減ブレーキ用バルブの排気口に凍結防止用のカバーを装着する。
不具合発生件数は13件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。