ヒュンダイ、米国2工場で増産…主力セダンとSUV

自動車 ビジネス 企業動向
新型ヒュンダイ・サンタフェ(米国名:サンタフェスポーツ)
新型ヒュンダイ・サンタフェ(米国名:サンタフェスポーツ) 全 3 枚 拡大写真

米国市場で、販売の勢いを増している韓国ヒュンダイモーター。同社が米国内の2工場において、主力車種の増産体制に入ったことが判明した。

これは10月2日、ヒュンダイモーターアメリカのジョン・クラフシック社長兼CEOが明らかにしたもの。同社長は、「9月からアラバマ工場とジョージア工場の2か所で、増産体制を取っている」と述べたのだ。

アラバマ州のモントゴメリー工場は、同社の米国生産子会社、ヒュンダイモーター マニュファクチャリング アラバマ(HMMA)の工場。同工場は2005年に稼働。2009年12月から、北米主力ミドルセダンの『ソナタ』の生産を開始した。

2010年10月には、小型セダンの『エラントラ』の現地生産もスタート。この両車の北米販売が好調なことを受けて、ヒュンダイは9月から同工場にサードシフト制を導入し、増産に乗り出した。これにより、同工場の年産台数は約2万台増える。

また、稼働したばかりのジョージア工場は、傘下のキアモーターズの組み立て工場。ここではSUVの新型『サンタフェ』(米国名:『サンタフェスポーツ』)を増産し、年内に3万台以上を生産する計画だ。

同社のジョン・クラフシック社長兼CEOは、「我々の米国市場での地位を、さらに向上させるための増産。年内にかけて、ディーラーの在庫不足は解消され、販売台数も上乗せされるだろう」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る