【レクサス LS 改良新型】新しいLSの走りを目指して

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レクサス・LS600h Fスポーツ
レクサス・LS600h Fスポーツ 全 6 枚 拡大写真

マイナーチェンジしたレクサス『LS』は、レクサスの新しいアイデンティティであるスピンドルグリルの採用などエクステリアに目が行きがちだが、実は走行性能向上にも力を入れている。

【画像全6枚】

レクサスインターナショナルチーフエンジニアの渡辺秀樹氏によると、ドライビングパフォーマンスは、「フラッグシップに相応しい、上質で滑らかな走りに加え、気持ちの良いドライビングを高い次元で融合させることで、新しいLSの走りを目指しました」と述べる。

「LSのDNAである上質で洗練された走りをさらに熟成させるため、ボディ骨格の補強を行っています。特に操縦性、安定性、乗り心地に影響を与える部位には入念な補強を加えています」と渡辺氏。このため、「最新の生産技術であるレーザースクリューウエルディングやボディ接着を採用するとともに、エンジンマウントの特性を見直しました」。さらに、「この高剛性ボディに加え、ギヤ比を高めて応答性を向上させたステアリング、サスペンションの特性、さらに、制御仕様の大幅な見直しにより、ドライバーの意のままに操るエモーショナルな走りを実現ました」とする。

そして、新型LSには新たにスポーティグレードであるFスポーツがラインナップに加えられた。渡辺氏は、「鍛え上げられた真の高性能のみに与えられるFの称号に相応しい専用のデザインとし、さらに走りの楽しさを追求しました」。具体的には、「全高を10mm下げて低重心化を図ったほか、19インチの鍛造アルミホイール、ブレンボ製の6ポッドキャリパーなど高性能な走りを支える専用装備を搭載しています」。また、「ハイブリッドのFスポーツにはアクティブスタビライザーを採用し、ボディコントロールおよび、ステアリングレスポンスを向上させています。ガソリン車には強化スタビライザーにより、レスポンスを向上させ、さらに、トルセンLSDを装備することで、FRらしい走りの楽しみを付与しています」とした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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