10月13日、WEC富士6時間レースの予選が行われ、中嶋一貴(トヨタ・レーシング)が1分27秒499でポール・ポジションを獲得した。予選終了後、中嶋は次のように語った。
「チームにとって大切な人(来場した豊田章男社長)とファンの前で良いパフォーマンスを見せられて良かったと思います。アウディとの差は小さく、思ったよりもタイトな予選になりました」
「ハイブリッドの技術をここまで持ってくるのは本当に大変なことなんです。この5〜6年のエンジニアさんたちの苦労は大変なものだったはずです。トヨタにとって地元でのポールは意味のあるものだと思います」
「僕は結構、富士ではポールを取っているんですよ(笑)。父(悟氏)の幻のポール(1986年WEC JAPAN)ですか?今さっき初めて聞かされましたが、あまり気にしていません。僕らは僕らのレースをするだけですから」
明日はもちろん優勝を狙っていきます。セクター3でのトラフィックの処理に気を付けて。いつも木下さん(TMG社長)に言われている通りプッシュ、プッシュで。
全開で最後まで行きます」