【国際航空宇宙展12】ドクターヘリもスピードで勝負の時代に

宇宙 エンタメ・イベント
川崎重工ブースにはドクターヘリ仕様の『BK117』を展示。
川崎重工ブースにはドクターヘリ仕様の『BK117』を展示。 全 10 枚 拡大写真

今回の国際航空宇宙展でも前回の2008年と同様、ヘリコプターメーカーや代理店による「ドクターヘリ向けのアピール」が目立っていた。川崎重工は日本国内のドクターヘリとして定番の『BK117』の実機を持ち込み、ブース内で展示していた。

【画像全10枚】

それ以上に力が入っていたのは、メーカーとして出展していたイタリアのアグスタ・ウエストランドと、その日本国内代理店である海外物産だ。前者は量産が開始されたばかりの最新鋭ヘリコプター『AW169』の実物大モックアップを。後者は民間の中型ヘリコプターとしては最速を誇る『AW109SP グランドニュー』の実機をブース内に持ち込んでいる。

グランドニューの最大速度は311km/hで、民間仕様のヘリコプターとしては「走行中の新幹線を抜き去ることができる唯一の機種」だという。巡航速度も他の機種を上回っており、その俊足ぶりが評価され、鹿児島県内の病院がドクターヘリとして採用している。

海外物産のスタッフは「同じ距離であればグランドニューは他機よりも早く到着し、同じ所要時間であれば他機よりも遠くまで行けるということで、離島を抱える鹿児島では好評です」と説明する。パイロットの操縦を支援する様々なアイテムが標準装備されていることも特長のひとつだという。

ドクターヘリは実際に運用する航空会社のパイロットが有している機種ごとの操縦ライセンスにも左右され、航空会社の都合で機種が選定されることも多かった。グランドニューのようなスピード自慢の機種が出てきたことで、今後は救命率の向上を目的として、速度を重視して機種を選定する自治体が出てくるかもしれない。

《石田真一》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ここまで変わる? ホンダ『アコード』次期型の新デザインを予想
  2. アウディ6車種858台リコール、燃料漏れ
  3. 人気ミニバンが2027年にも大進化へ! トヨタ『ノア/ヴォクシー』次期型は新開発1.5LエンジンHEVか?
  4. 人生最後に選ぶバイクは? 9人のベテランライダーが語る
  5. ついに『パジェロ』新型登場! 三菱自動車も変わる?…ニュースランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. EV・欧州減速=日本が正しかった、では見えてこない欧州市場と中国の戦略[インタビュー]
  5. ポルシェはなぜブガッティを手放した? 10億ユーロで売却、選択と集中へ
ランキングをもっと見る