【メルセデスベンツ CLS シューティングブレーク 発表】居住性にも配慮した欲張りなモデル

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メルセデスベンツ・CLS シューティングブレーク
メルセデスベンツ・CLS シューティングブレーク 全 6 枚 拡大写真

メルセデス・ベンツ日本から発売が開始された『CLSシューティングブレーク』は、格好良さを大事にしつつ、居住性やラゲッジスペースも重視した欲張りなモデルである。

『CLS』の購入理由の半数以上はデザインだと述べるのは同社商品企画・マーケティング部商品企画2課の上野麻海さん。しかし、「4ドアクーペなので少し室内が狭いという意見がありました。その点シューティングブレークは大人でも5人乗れますので、居住性に問題はありません」という。さらに、「最大で1550リッターの荷室を確保しています」と話す。

想定ユーザーは、「格好良いクルマでアクティブに出かけたいという方です。例えば、ゴルフやサーフィン。そして、荷室が広いので猟犬を乗せて、それこそシューティングブレークの語源ともなる使い方をされる方に選んでもらえればと思います」とする。上野さんは、「我慢して、例えばイタリアのスーツのように窮屈に着るのではなく、(そういったデザインでありながらも、居住性、ラゲッジスペースなどを)贅沢に全部詰め込んだのがシューティングブレークなのです。欲張りなクルマですね」と笑う。「妥協したくない、全部欲しいという方のモデルだと思います」とする。

また、「CLSのフロントやリアの格好よさは踏襲していますので、CLSユーザーにも勧めたいですし、(居住性等でCLSを)あきらめた方や、ステーションワゴンユーザーにも勧めたいです」。その理由は、「(ステーションワゴンは)ファミリーっぽい要素など、生活感が見えると思うのですが、シューティングブレークであれば、用途的には全く同じに使える上に、格好良さがありますから、ステーションワゴンや(4駆モデルもあるので)SUV系からも狙えるでしょう」と分析する。

上野さんは最後に、「クルマを購入したときに、もう少しこうだったら良いのにという部分が、全部かなえられるのではないかと思っています」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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