米電池大手、A123システムズ…破産申請

自動車 ビジネス 企業動向
A123システムズ製のハイブリッド車用リチウムイオンバッテリー
A123システムズ製のハイブリッド車用リチウムイオンバッテリー 全 1 枚 拡大写真

米国の大手リチウムイオン電池メーカー、A123システムズ。同社が破産を申請したことが分かった。

これは10月16日、A123システムズが発表したもの。同社の発表によると、日本の民事再生法にあたる米連邦破産法11条の適用を、デラウェア州の裁判所に申請。事実上、経営破綻した。

A123システムズの事業のうち、柱となる自動車関連事業は、米国の自動車部品大手のジョンソンコントロールズ社が買収。同社がA123システムズの自動車関連事業に、7250万ドル(約57億円)の資金を援助し、事業を継続する。

A123システムズに関しては2012年8月、中国の万向集団が買収することで合意。しかし今回、ジョンソンコントロールズ社がA123システムズの中核事業を引き継ぐことになったため、万向集団との買収契約は破談となった。

A123システムズは、BMWやGM、フィスカーオートモーティブなどにハイブリッド車やPHV用の二次電池として、リチウムイオンバッテリーを納入。BMWの『アクティブハイブリッド5』、GMのシボレー『ボルト』、フィスカーカルマ』のリチウムイオンバッテリーは、A123システムズ製だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 新タイヤメーカー「TIRE FROG」設立、第1弾「ヤンキー701」は7月7日発売
  3. ホンダ『レブル』1万2000台以上をリコール…最悪の場合、エンストして再起動できない
  4. 3分で20万台受注!? シャオミの市販車第二弾『YU7』にSNSも大注目!「日系EVとは爆発力が違う」の声も
  5. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る