【日産 先進技術 発表】疲労を30%軽減するシート…2013年から順次採用

自動車 ビジネス 企業動向
右がスパイラルサポート機能付コンファタブルシート
右がスパイラルサポート機能付コンファタブルシート 全 4 枚 拡大写真

日産自動車は10月17日、長時間乗車した時の疲労度を30%軽減する効果がある後部座席を開発し、2013年から順次、日産ブランドの乗用車全車に採用することを明らかにした。

日産の開発スタッフによると、「人間にとって重い骨格である骨盤と肋骨の部分をそれぞれきちんと支えることで、その間にある腰の負担を減らすようにシートバック部分の折り曲げ位置を工夫したスパイナルサポート機能付コンファタブルシートを、今年発売した新型『アルティマ』の前席に採用した」という。

今回技術発表した後部座席は、スパイナルサポート機能に加えて、「クッションの先端に少し柔らかい素材を使うことで、小柄な体格の女性が座った時にも、きちんと奥まで腰かけてシートバックを使って頂けるような工夫をしている」のが特徴。

また、後席乗員の疲労が発生するメカニズムを解析した結果、シートバックを折り曲げる角度を前席よりも浅くすることで、背中の筋負担を軽減するように改良を加えた。「まんべんなく支えることで腰の負担が減り、長い時間座っていても疲れが少なくなる。我々の実験結果では約30%、腰への負担が少ないという結果が出ている」という。

こうした機能を備えたシートは「販売価格に影響しないので、来年以降、日産車全車に採用を広げていく」としている。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 日産が新型ミニバン『タウンスター・エバリア』を欧州発表…EVも設定
  2. 三菱『デリカD:5』ついにフルモデルチェンジへ! 車名は「D:6」!? 2025年内発表か
  3. 高速道路料金も「変動制」導入、来年度から全国的に順次拡大[新聞ウォッチ]
  4. メルセデスベンツ『CLE カブリオレ』に「AMG 53」、電動ターボで449馬力
  5. BMWモトラッド、「自動シフトアシスタント」発表
  6. マフラー選びの決め手、『合法性と性能の両立』が求められる~カスタムHOW TO~
  7. 課題ありの輸送業界、「ジャパントラックショー2024」を横浜で開催 5月9-11日
  8. [VW ゴルフ 50周年]重量増加スパイラルに逆行した第7世代
  9. [音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファー・国産ブランド…小型・薄型モデルのトレンドを分析!
  10. トヨタ、“若者離れ”に窮余の一策、全職種で65歳以上も再雇用[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る