【サンパウロモーターショー12】デルタウイングのメカニズムを継承…日産 エクストレム

自動車 ニューモデル モーターショー
日産 エクストレム(サンパウロモーターショー12)
日産 エクストレム(サンパウロモーターショー12) 全 12 枚 拡大写真

日産自動車は、第27回サンパウロ国際モーターショーで世界初公開した「EXTREM(エクストレム)」コンセプトは、日産が初めてブラジル向けにデザインし、ブラジルで製作したコンセプトカー。

【画像全12枚】

「クルマを通じて自分を表現したい」と考えるクルマ好きの若いユーザー向けに提案する、ブラジルらしいエネルギッシュでワクワク感あふれるアーバンコンパクトスポーツカーを目指して開発した。

カリフォルニア州サンディエゴにある日産デザインアメリカ(NDA)が、ブラジルのデザイナーたちとデザインし、ブラジルで製作した。汎用性とタフさを、コンパクト2+2の機敏さと組み合わせた。

EXTREMのデザイン構想の大部分はサンパウロで行った。プロジェクトのマネージメントは。NDAのデザイナーがサンディエゴから行い、クレイモデルとデジタルモデルはサンパウロ現地のリソースを活用して開発した。ショーモデルもサンパウロで組み立てられた。

ボディの下半分と高い地上高が力強さを表現し、傾斜の強いルーフラインでスポーティさを表現した。フロントガラスと両サイドのガラスが一体化された構造のガラス、浮いているかのようにに見えるルーフレール、独立したCピラーなど、革新的な要素の組み合わせがオープンで広々としたキャビンを作り出している。

ボディの形状は、力強さと敏捷さを感じさせ、がっしりとした筋肉質のフェンダーボリュームはシャープなキャラクターラインによって際立っている。

ルーフレールは、荷積み用の止め具が組み込まれており、ユニークなシースルーのAピラーにより、車外への視認性向上を図った。

ヘッドライトとテールランプは、日産のシグネチャーグラフィックを用いており、先進的なLED技術を採用した。ガラスのハッチバックドアを取り囲むリアランプは、フィン状のランプが重なり合っており、軽快なイメージを醸し出すとともに軽量構造となっている。アルミ製のプレートが、その中心に据えられたエグゾーストの周りを囲み、強度を増すためにエンボス加工を施した。

埋め込み型のドアハンドルや、一体化型サイドマーカーランプ、フェンダーに取り付けられた軽量ミラー、シームレスなキャノピーを作り出す凹凸のないAピラーとBピラーなど、細部までこだわった。

リアには、2段構造のラゲッジスペースを設けた。ガラス製ハッチの外側から見えるトレイは、日常使用するアイテムの収納ができ、モノが動かないようにバンジーコード(伸縮性に優れたロープ)で固定できる。このトレイは着脱可能で、この下にはさらに収納スペースを設けている。

ボディカラーには、明るくハイライトの強いディープなメタリックオレンジのEXTREM専用ボディカラー「ソーラー・コルテックス」を設定しており、このカラーはガソリンキャップ、けん引用フック、ホイールにも使われている。

6本スポークの19インチの合金ホイールは、ダークな内側部分とつや消しメタルの外側部分の二重構造になっており、ブレーキがより冷却されるようになっている。

EXTREMには、ル・マン24時間耐久レースに参戦した「Nissanデルタウイング」のパワートレインと技術コンセプトを共有する、先進的なターボチャージャー付き(DIG-T)1.6リッター直噴ガソリンエンジンの搭載を想定している。前輪駆動または4輪駆動を選択でき、ハンドリング性能向上のためトルクベクトリング機能を装備する。

日産は、世界最大の新車市場のひとつであるブラジルで2011年のシェアは約2%となった。2010年と比べ販売台数は倍増した。同社では、2016年までには新車市場全体の占有率5%獲得を目指している。

また、リオデジャネイロ州レゼンデに建設予定の新工場は2014年前半に生産開始の予定で、フル稼働時、年間20万台の生産能力を持つ。

《レスポンス編集部》

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