東芝、全閉型永久磁石同期電動機システムを鉄道車両に搭載…約50%の省エネを実証

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東芝・4in1 VVVFインバータ装置
東芝・4in1 VVVFインバータ装置 全 2 枚 拡大写真

東芝は、阪急電鉄8000系車両に高効率の全閉型永久磁石同期電動機(全閉PMSM)と新たに開発した4in1 VVVFインバータ装置を採用したシステムを試験搭載し、実証実験を行った。

東芝は、2012年9月に、阪急電鉄8000系車両の同一編成内に全閉PMSMと新たに開発した4in1VVVFインバータ装置のシステムと、既設のIMシステムを搭載して、各駅停車相当の運行パターンにて試運転を実施。消費電力量を測定して、両者の比較を行った。その結果、力行(加速時)の消費電力量約10%削減、回生電力量約85%増加、トータルで約50%の消費電力量削減結果が得られた。

今回開発した4in1 VVVFインバータ装置は、1台の冷却器にインバータ回路を4回路搭載することで装置の小型、軽量化を実現。全閉PMSMと組み合わせることで、力行の消費電力量を削減するとともに、同社独自の制御方法により電力回生ブレーキの負担を増やして回生電力量を増加させ、車両全体の省エネを実現する。

《纐纈敏也@DAYS》

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