プラチナ価格、5か月ぶりの4000円台回復…田中貴金属

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販売量と買取量の推移とプラチナ価格
販売量と買取量の推移とプラチナ価格 全 2 枚 拡大写真

田中貴金属工業は、2012年1月から9月までのプラチナ地金の販売量と買取量をまとめた。

プラチナの2012年1月から9月までの国内平均価格は4021円/gで、前年同期の平均価格4717円/gを700円近く下回った。

プラチナの価格は、3月に今年最高値となる4636円/gをつけたが、ディーゼル車需要の高い欧州での財政不安や中国での自動車販売の鈍化など、実需の支えが弱いことを背景に、徐々に値を下げ、7月には月平均価格が3723円/gとなった。8月半ば以降は、南アフリカの鉱山ストライキによる供給不安で価格は上昇。9月には、月平均価格4141円/gとなり、今年の4月以来5か月ぶりに月平均価格が4000円/gを超えた。

プラチナ地金の売買状況は、昨年同時期と比べ販売量は1%減少、買取量は2.7%減少となった。若干の減少となったものの、ここ5年間は販売量、買取量ともに急速に活発になっており、平均価格が昨年より700円近く下がっているにもかかわらず、昨年と同等の取扱量を維持していることで、プラチナに対する関心の高さがうかがえる。

プラチナの取扱量が活発になる中、今後は欧州、米国、中国の自動車需要の回復や南アフリカ鉱山の供給動向に市場の注目が集まることが予想される。

《纐纈敏也@DAYS》

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