フォード、欧州生産体制を再編…ベルギー工場は閉鎖へ

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新型フォード モンデオ
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米国の自動車大手、フォードモーターは10月24日、欧州において生産体制を見直す計画を発表した。ベルギー工場の閉鎖が主な内容だ。

今回の計画は、長引く欧州の信用不安によって、新車販売が落ち込んでいることへの対応。フォードモーターの2012年1‐9月欧州新車販売は73万8527台で、前年同期比は12.3%減。市場シェアは前年同期の8%から7.6%へ後退している。

生産体制再編の柱となるのが、ベルギーのヘンク工場の閉鎖。2014年末までに、同工場での生産を終了させる予定だ。ベルギー工場閉鎖に伴い、新型『モンデオ』『S-MAX』、『ギャラクシー』の生産は、スペインのバレンシア工場へ移管する。

また、スペインのバレンシア工場では、2014年をメドに、『C-MAX』と『グランドC-MAX』の生産をドイツ・ザールルイ工場へ移管する計画だ。

これらの生産再編計画は、労働組合がベルギーのヘンク工場の閉鎖に合意した場合、実行される。欧州フォードのステファン・オデール会長兼CEOは、「生産体制の再構築は欧州事業の基盤を強化し、さらに収益性を高めるために行うもの」と語っている。

《森脇稔》

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