英国の高級車メーカー、ジャガー ランドローバー。同社がブラジルに工場を建設し、現地生産を行う可能性が報じられている。
これは10月23日、『ウォール・ストリート・ジャーナル』が伝えたもの。サンパウロモーターショー12の会場において、同メディアのインタビューを受けたジャガー ランドローバーのブラジル法人のFlavio Padovan社長は、ブラジルに工場を建設するかどうかの最終判断を、年内に下す意向を示したというのだ。
ブラジルは中国、アメリカ、日本に次ぐ、世界第4の新車市場に成長。今後も新車販売に高い伸びが期待されるが、ブラジル政府は輸入車に対する関税を30%に引き上げる方針。それを受けて、ジャガー ランドローバーはブラジルでの現地生産を検討しているもよう。
ところで、ジャガー ランドローバーのどちらのブランド、また両ブランドともに、現地生産を計画しているのか。これについて、Flavio Padovan社長は、「南米ではジャガーよりもランドローバーの人気が高い」と述べ、ランドローバーの現地生産の可能性が高いことを示唆したという。