ZMPは、独Telemotive社の新製品ハイエンドモデル・データロガー「ブルーピラT2」の販売、および同ロガーを使用した走行データ収集代行サービスを開始した。
ブルーピラT2は、自動車業界向けに設計・最適化されたデータロガーで、CAN・LIN・MOST・FlexRay・Ethernetなど、すべての車載ネットワークのデータ監視と正確な記録ができる。
最新規格のMOST150、マルチメディア入力にも対応しており、動画4ch+音声1ch(オプションリモコン利用時)のデータを車載ネットワークと同時に取得できるほか、取得した大量のデータから、ユーザーによるトリガー、特定の期間など、必要なデータを自由に選択し、各種ファイル形式でPCに転送することも可能。1つのロガーで、車載ネットワーク、動画・音声を同期計測できるため、データ処理時間の大幅な短縮に貢献する。
例えば、カメラを4か所に設置し、前方の映像とドライバーの様子、バックモニタ、助手席側部を同時に取得、合わせて、車内の音声も取得することができ、問題発生時の状況把握をスムーズに行うことができる。
また同社は、ブルーピラT2を用いて、公道での実車実験サービス代行も開始する。同サービスでは、実験計画の策定から、実験仕様の定義、車載CAN解析、車両の手配、ドライバーの手配と研修、走行実験、データ管理および報告、といった作業を顧客の代わりに実施する。