レッドブルの速さが復活したのは、いよいよ紛れもない事実と捉えるべきかもしれない。ブッダ・インターナショナル・サーキットの1列目は、ベッテルとウェーバーのレッドブル勢によって占められた。
ポールポジション
セバスチャン・ベッテル(レッドブル)
「スタートはポールポジションからダッシュするに限るから、この結果には満足だ。良い予選ができたし、ウィークエンドの流れもここまではマシンの問題もなく文句はないよ。Q3の最初のランはブレーキングで野心を出しすぎたのが良くなかったけど、2回目が上手くいってポールポジションタイムが出せた」
「でも、マクラーレンも、フェラーリも、ロータスも、レースセッティングならコンペティティブに見えるし、明日は力の限りプッシュしてくるだろうから、実際に走ってみないと結果はどうなるかわからないね」
予選2位
マーク・ウェーバー(レッドブル)
「レッドブルの大成果だ。グリッド上位を目指して大変な努力をしてきたからね。セブ(ベッテル)との差も非常に接近していた。実質的に僕も彼も、Q3は1ランで決めたようなものだ。セブは1度目のランで失敗してるし、僕も2回目はタイヤセッティングが良くなかったが、結果はこの通りなのでいまさら何を言ってもしょうがないね」
「明日はきっと良いレースになるだろう。先頭集団はタイトな戦いになると思うよ。ここは、ハイスピードのシケインなどコーナーの進入に関して非常に正確にこなす必要がある、とてもチャレンジングなサーキットだからね」
予選3位
ルイス・ハミルトン(マクラーレン)
「明日のレースはセカンドロウからのスタートで十分満足だ。ブッダ・サーキットは最先端のサーキットだ。3番手からスタートなら明日は優勝のチャンスも十分にあると思っている。おそらく今日の予選はパーフェクトに走ったとしても、あと0.1秒くらいしか稼げなかったと思う。Q3の最後はマシンの能力は限界まで引き出せたと自分で思っている。特に中間と最後のセクターが凄かった」
「明日のスタートは、先頭のセバスチャンに対して僕は失うものもないから、少々プッシュしてみようと思っている。おそらくセブの方が事態を心配しているんじゃないかな。うまくやれば優勝も可能だと思う。レースペースならレッドブルとは互角以上だから、優勝の可能性は十分にあるよ」