川崎重工の中間決算、営業利益6割減…モーターサイクル&エンジン事業も営業赤字
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受注高は、車両事業や航空宇宙事業などでの増加が精密機械事業などにおける減少をカバーし、全体では増加となった。一方、売上高および営業損益では、多くの事業で減収・減益となった。
売上では航空宇宙事業などが増収となったが、中国経済の減速の影響による精密機械事業や、プラント・環境事業における減収などが大きく、全体では同1.7%減の5749億9900万円の減収となった。
損益面でも、増収となった航空宇宙事業などが増益となったものの、精密機械事業や車両事業などの減益によって、全体では減益となった。
経常利益は同25.9%減の201億6500万円。当期純利益は同30.2%減の124億2900万円だった。
モーターサイクル&エンジン事業は、インドネシアなどを中心とする新興国向け二輪車の増加があったものの、欧州向け二輪車の販売が大幅に減少したこと、および円高ユーロ安の影響により、前年同期比22億円減収の1039億円。営業損益は、前年同期並みの22億円の赤字となった。
《纐纈敏也@DAYS》