ホンダの米国法人、アメリカンホンダは10月30日(日本時間10月31日未明)、米国ラスベガスで開幕したSEMAショー12において、『HPDスーパーチャージド CR-Zコンセプト』を初公開した。
HPDとは、ホンダ・パフォーマンス・デベロプメントの略。ホンダが米国で展開する、高性能化を目的とした純正カスタマイズパーツシリーズの総称だ。
すでに、アメリカンホンダは2010年のSEMAショーに、CR-Zのカスタマイズカーを多数出品。今回、CR-Zが初の大幅改良を受けたため、最新CR-Zをベースにしたカスタマイズカーを、再びSEMAショーに出品した。
HPDスーパーチャージド CR-Zコンセプトはその名の通り、スーパーチャージャーを追加しているのが特徴。新開発のスポーツエグゾーストシステムも採用した結果、最大出力185ps、最大トルク23.4kgmを引き出す。
このスペックは、ノーマルのCR-Zに対して、最大出力が63ps、最大トルクが6.5kgmの上乗せ。パワーアップに対応して、サスペンションやブレーキ、タイヤなど、足回りの高性能化が図られた。エアロパーツも装備される。
現時点では、HPDスーパーチャージドCR-Zコンセプトについて、市販に関するアナウンスはない。アメリカンホンダは、「CR-Zのパフォーマンスの潜在能力をアピールするコンセプトカー」と説明している。