インド自動車大手で、インド乗用車市場第3位のタタモーターズは11月1日、10月のインド新車販売(輸出も含む)の結果を公表した。総販売台数は7万1771台。前年同月比は6%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。
タタのインドでの主力は商用車。10月は4万7026台を販売し、前年同月比は21%増。このうち、LCV(ライトコマーシャルビークル)は3万4905台を占め、前年同月比は59%増と大きく伸びる。
また、10月のインド乗用車販売は2万1119台。前年同月比は16%減と、2か月連続で前年実績を下回った。そんな中、超低価格車の『ナノ』は4004台を売り上げ、前年同月比は4%増とプラスを維持する。
ナノ以外の車種では、『インディゴ』シリーズが5748台にとどまり、前年同月比8%減と3か月連続のマイナス。『インディカ』シリーズも、38%減の6692台と2か月連続で減少した。一方、『スモー』『サファリ』『アリア』『ベンチャー』シリーズは、前年同月比12%増の4675台と、2か月ぶりにプラスに転じた。
タタモーターズの2012年4-10月インド新車販売(輸出も含む)は、48万1668台。前年同期比は3%増と、前年実績超えを維持している。