電動車いすを脳でコントロール、ATRなどが実験に成功

自動車 テクノロジー 安全
ネットワーク型プレイン・マシン・インタフェース(BMI)の研究開発
ネットワーク型プレイン・マシン・インタフェース(BMI)の研究開発 全 2 枚 拡大写真

国際電気通信基礎技術研究所(ATR)、NTT、島津製作所、積水ハウス、慶應義塾大学は共同で「ネットワーク型プレイン・マシン・インタフェース(BMI)」の研究開発を推進。自身の脳波変化で、利用者が電動車椅子を制御することに成功した。

BMIは脳活動の変化を利用して、ロボットなどの機器を操作する仕組み。手足を用いることなく、自身の意図によって各種機器を操作できることから、高齢者や軽度要介護者への支援に活用が期待されている。

今回の研究開発では、病院や実験室の中だけの技術だったBMIを、ネットワーク型にすることで社会生活に利用可能なものにすることを目指した。最新の実験では、一般の生活環境において、自律制御機能が組み込まれた電動車椅子に搭乗した利用者が、BMIによって住宅内での地点間の移動や家電の制御が可能であることを確認した。

ATRなどでは、ネットワーク型BMIの運用がもたらす生活機器の制御によって、今後直面する超高齢化社会において、利用者の行動範囲拡大、それに伴う介護の軽減につなげていきたいとしている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. ホンダ『プレリュード』新型、ホームページで先行公開…発売は9月
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  5. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る