SUPER GTのシリーズ第8戦が、28日、栃木県・ツインリンクもてぎで決勝日を迎え、ポルシェ2台とアストンマーチン1台の三つ巴となってこの最終戦までもつれていたGT300クラスのドライバーズタイトル争いを、峰尾恭輔&横溝直輝(ポルシェ)が制した。
決勝は雨。そのためレースはセーフティカー先導スタートとなるが、いざ3周目に開戦してみると、首位#33ポルシェ(影山)のペースが上がってこない。#911ポルシェ(横溝)が8周目にこれをパスして首位へ。#33ポルシェはさらに順位を落としていってしまう。
その頃、後方では#66アストン(星野)が猛追を展開していた。22位発進から14周目には早くも7位、さらには後退してきた#33ポルシェをかわして6位に上がる。中盤の23周目には5位へ。
雨のレースになると、各タイヤメーカーが持ち込んだレインタイヤと雨量との相性が勝負を左右してしまう面もある。今回は結果的に#911ポルシェを含む多数派ヨコハマ勢が上位を占め、唯一ハンコックを使う#33ポルシェにとっては厳しい展開となった。なお、このレースの2〜3位はランボルギーニ・ガヤルド勢で、2位が#87山西康司&山内英輝、3位は#88織戸学&青木孝行。