住友ゴム、タイヤ製造の次世代新工法「NEO-T01」を発表

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住友ゴム・タイヤ製造の次世代新工法「NEO-T01」
住友ゴム・タイヤ製造の次世代新工法「NEO-T01」 全 2 枚 拡大写真

住友ゴム工業は、タイヤ製造技術における「超高精度」を追求した次世代新工法「NEO-T01」の完成を発表した。

NEO-T01では、「メタルコア工法」「全自動連結コントロール」「高剛性構造」の3つのキー技術を採用。中でもNEO-T01の最大の特長ともいえるのが「メタルコア工法」。従来工法では、タイヤ成形の際、筒状のドラムを使用し、このドラムに各部材を貼り付け、組み合わせていた。しかしNEO-T01では、超高精度を実現するために、実際の仕上がりのタイヤサイズで作られているタイヤ内側の形状をした金属の成形フォーマーにタイヤの各種部材を貼り付けていく。

「全自動連結コントロール」では、ストリップ部材の生成・加工から、メタルコアへの貼り付けまでの全てを100分の1ミリ単位のコンピュータ制御システムによってコントロール。それぞれの部材で最適な重量を割り付けることを可能にした結果、大幅な「軽量化」を実現した。

「高剛性構造」では、設計通りのサイズ・形状のメタルコアで成形から加硫までの工程を終えるため、これまで使えなかった強靭な素材を補強部材に採用を可能にし、高速走行時の形状変化を大幅に抑えることに成功した。

NEO-T01から生み出されたタイヤは、従来工法比較で「高速ユニフォミティ」70%低減、10%の「軽量化」、そして「高速走行時の形状変化」50%抑制という高性能を実現。同社では今後、NEO-T01により高性能タイヤの開発を推進していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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