メルセデスベンツの中国法人は11月6日、10月の中国(香港を含む)における新車販売の結果を明らかにした。
同社の発表によると、10月の総販売台数は1万5895台。前年同月比は3.9%減と、9月の10%増から一転、マイナスに転じた。
10月新車販売が落ち込んだ理由について、同社は「昨年の10月実績が、異例に好調だった反動」と説明。また、中国市場に新型『Bクラス』を投入しており、11月以降はその販売に期待できるとしている。
この他の車種では、『Sクラス』がモデル末期にもかかわらず、中国ハイエンド高級車市場のマーケットリーダーに君臨。SUVの『GLKクラス』も、改良モデルが支持を集め、前年同月比40.8%の大幅増を記録した。
メルセデスベンツの2012年1‐10月中国新車販売は、16万0425台。前年同期比は5.5%増と、プラスを維持する。同社は、「中国での販売ネットワークを強化し、中国市場のさらなる開拓を進める」と、意欲を示している。