フォード 初の市販PHV、C-MAXエナジー…米国で生産開始

自動車 ビジネス 企業動向
米国ミシガン州の工場で生産が開始されたフォードC-MAXエナジー
米国ミシガン州の工場で生産が開始されたフォードC-MAXエナジー 全 3 枚 拡大写真

米国の自動車大手、フォードモーターは11月8日、米国ミシガン州の工場において、同社初の市販プラグインハイブリッド車、『C-MAXエナジー』の生産を開始した。

【画像全3枚】

C-MAXエナジーは2012年1月、デトロイトモーターショー12で初公開。『C-MAX』はもともと、欧州向けに開発された2列シート、5名乗りの小型MPVで、プラットフォームは『フォーカス』がベースだ。3列シート、7名乗り仕様は『グランドC-MAX』を名乗る。フォードモーターは2011年、消費者の小型車シフトに対応して、米国市場へC-MAXを投入している。

そのプラグインハイブリッド版として開発されたのが、C-MAXエナジー。2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。トータル出力は195ps。二次電池は、リチウムイオンバッテリー。

C-MAXエナジーはEVモードで、最大20マイル(約32km)をゼロエミッション走行可能。EVモードでの最高速は、85マイル/h(約137km/h)。ガソリンエンジンを併用した際には、最大で550マイル(約885km)の走行を可能にしている。

今回、フォードモーターはミシガン組み立て工場において、C-MAXエナジーの生産をスタート。フォードモーターによると、同一の製造ラインでガソリン車、EV、ハイブリッド、PHVを組み立てるのは、ミシガン工場が世界で唯一だという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  2. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱『デリカミニ』新型を発売、受注は1万台超え…「DELIMARU Package」を7割が選択
  4. コンセプトカーはいっさいナシ!前回とは180度違う、日産の展示から見えた「リアルへの追求」とは…ジャパンモビリティショー2025
  5. 三菱自動車、『eKスペース』新型を発売…受注は標準グレードに集中で93%
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る