GMと上海汽車の中国合弁、新工場開所…低価格ブランド宝駿を生産

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中国新工場からラインオフした宝駿630
中国新工場からラインオフした宝駿630 全 3 枚 拡大写真

米国自動車最大手のGMと、中国自動車大手の上海汽車(SAIC)、柳州五菱汽車の3社の中国合弁会社、上汽通用五菱汽車は11月18日、新工場の開所式を行った。

新工場は、柳州五菱汽車の地元、広西チワン族自治区柳州市に建設されていたもの。乗用車の自主ブランド、宝駿の生産拠点に位置付けられる。

新ブランドの宝駿は、2010年7月に発表。低価格な乗用車を求める中国ユーザーのニーズに対応するために設立された。宝駿とは、中国語で「秘蔵の名馬」を意味する。

同ブランド最初の量産車が、2010年11月に発表された宝駿『630』。2012年8月には、GMの韓国部門、旧GMデーウ(大宇)が開発した『マティス』を、宝駿『Lechi』として投入することが発表されている。

今回、柳州市で開所式を行った新工場では、宝駿630を生産。GMのグローバル生産品質クオリティを導入し、年間で最大40万台の生産能力を持つ。

GMチャイナのボブ・ソシア社長は、「新工場はローコストで高い生産クオリティを備えた世界基準の拠点。世界最大の新車市場の中国において、さらなる持続的成長を可能にする」と述べている。

《森脇稔》

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