【日産 リーフ 改良新型】日産西沢常務、要望を早く反映したかった

自動車 ニューモデル 新型車
日産リーフと西沢正昭常務執行役員
日産リーフと西沢正昭常務執行役員 全 8 枚 拡大写真

日産自動車は11月20日に、電気自動車(EV)『リーフ』をマイナーチェンジし、発売した。マイナーとはいえ、電池ケースやパワートレインの改良などで合計80kgの軽量化を図るなど、全面改良に匹敵する見直しを行っている。

2010年12月に発売したリーフは国内外で累計4万3000台と、EVとしては世界最多の販売実績を挙げている。ただ、販売ペースはなかなか加速する状況にないため、ほぼ2年でのテコ入れで、販売増を図ることとした。

国内営業を担当する西沢正昭常務執行役員は、今回の改良について「航続距離に対する不安や、価格が高いという印象など、お客様の声をできるだけ早く商品に反映したかった」という。

JC08モードによる航続距離は従来の200kmから228kmへと、1割強増やした。電力消費を軽減できるヒートポンプエアコンの採用などにより、JC08の審査には反映されない航続距離延長のための新装備も多く採用している。

価格面では、国の購入補助金支給を勘案すると250万円を切るエントリーモデルも新設定した。西沢常務は「新しいモビリティ社会の実現に貢献したいという大義ももって(EVの)普及に取り組みたい」と、話した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  2. 日産『エクストレイル e-POWER』、338馬力デュアルモーターの「e-4ORCE」をインドネシア投入
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. ランボルギーニの新型スーパーカー、初のカスタマイズ仕様「ポルト・チェルヴォ」公開
  5. トヨタ、愛知県豊田市に新車両工場を建設へ…2030年代初頭稼働めざす
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る