「クライスラーは日本にマッチするブランド」…グループデザイン統括

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クライスラー・300
クライスラー・300 全 6 枚 拡大写真

フィアットクライスラージャパンは、クライスラーのフラッグシップである『300』と、コンパクトカーのクライスラー『イプシロン』を日本へ導入すると発表した。

クライスラーグループLLCクライスラーデザイン統括のブランドンLファウロート氏は、クライスラーは日本にマッチするブランドだという。過去9回近く来日しているブランドン氏は、「日本の自然の美しさについて、何度もその素晴らしい姿を写真に収めてきました。歴史も含め、日本は非常にデザインフォーカスな文化だと思っています。同時にとてもモダンで、未来を見据えているのが日本だといえるでしょう」と述べ、「そういった属性は全てクライスラーと見事に合致するものなのです」と話す。

「この2モデルの開発をスタートした際、将来のクライスラーの位置づけについて、何度も話し合いをしました。その結果、将来のクライスラーのあるべき姿を、この2台の中に体現させたのです。具体的には、官能的なライン、挑発的なフォルム、ソウルに満ちたプレゼンス。そして、穏やかなパレットなどです」

同時に、クライスラーのアイコン的な存在にしたかったので、「タイムレスという考え方、そして、シンプルなエレガンスを実現させました」と述べた。つまり、クライスラー『エアフロー』や『タービン』、そして55年の『300C』、ミニバンといった代表的なクルマに並ぶモデルを目指したということだ。

さらに、今回エンブレムの見直しも行われた。ブランドン氏は、「新しいクライスラーの幕開け、新しい歴史の1章の幕開けということから、新しいウイングのデザインを開発しました。歴史的なコンテックスが込められたデザインとなっています。しかし、同時に新しくモダンで、クリーン、そして新鮮なフォルムを実現したウイングエンブレムとなっています」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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