【BMW 320d ツーリング 試乗】ワゴンヘビーユーザーにはクリーンディーゼルがベスト…青山尚暉

試乗記 輸入車
BMW320dツーリング
BMW320dツーリング 全 13 枚 拡大写真

BMW『3シリーズ』に加わった2リットルターボ+クリーンディーゼルの320dはガソリン車に対して20万円高という戦略的な価格設定だ。

【画像全13枚】

ここではHV版のアクティブハイブリッド3が用意されないそのワゴン版=ツーリングを試乗した。

320d購入予定の人がもっとも気になるかもしれないディーゼル特有の音、振動は、ほぼアイドリング時のみである。走りだせばエンジンは最新のBMW4気筒らしくごくスムーズに回り、しかも強力なトルクの厚み、どこから踏んでも得られる強烈な加速感はガソリン車とは別次元。例えば国産2リットルディーゼルターボ車と比較しても別格と言える(速さも)。もっとも、エンジンを高回転まで回したときの気持ち良さは、さすがに4/6気筒を問わず、BMW製ガソリンエンジンにかなわないのは当然だが…。

実は、現在、3シリーズツーリングを選ぶユーザーのほとんどがこの320dを選択。セダンよりはるかにディーゼル比率が大きいという(HVがないせいもあるが)。つまり、長距離走行の機会が多く、荷物もたっぷり積みたいワゴンユーザーにとって、BMW3シリーズの中でも足が長くトルクが豊かで走りやすい、しかも買い得感の強いクリーンディーゼルは待望の存在だったといえる。

また、荷室の使い勝手は先代を大きくしのぎ、狭い場所で荷物を取り出すことができ、休憩中、愛犬に車外の空気を安全に吸わせてあげられる開閉式ガラスハッチや、両手に荷物を持っていても足でバックドアを開けられるコンフォートアクセスも完備。荷室幅はライバルのメルセデスベンツ『Cクラス』、アウディ『A4』より広く、フロア高も地上610mm(Cクラス600mm、A4 610mm)と低く、なおかつ開口部段差が3車中、もっとも小さく(35mm)、大型犬でもゆったりくつろげ、自身での乗降も楽々、安全安心だ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★
ペットフレンドリー度:★★★★★

青山尚暉|モータージャーナリスト/ドックライフプロデューサー
自動車雑誌編集者を経て、フリーのモータージャーナリストに。自動車専門誌をはじめ、一般誌、ウェブサイト等に執筆。ペット(犬)、海外旅行関連の書籍、ウェブサイト、ペットとドライブ関連のテレビ番組、イベントも手がける。現在、ドッグライフプロデューサーとしての活動も広げている。

《青山尚暉》

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