フォルクスワーゲンは28日、ロサンゼルスモーターショー12で『ザ・ビートル』のオープン仕様『ザ・ビートル コンバーチブル(日本名:ザ・ビートル カブリオレ)』を正式発表した。初代ビートルを彷彿とさせるモデルから、スポーツモデルまで多彩なラインナップをアピールした。
ビートル コンバーチブルは、米国特に西海岸での人気が火付け役となり積極的な世界展開がおこなわれたモデル。ロサンゼルスショーでの発表は、そうした市場の声に応えた形となる。
ビートル コンバーチブルのエンジンは、米国ではガソリンが2.5リットルの自然吸気と2.0リットルターボ「TSI」、ディーゼルが2.0リットルターボの「TDI」の合計3ユニットを用意する。「TDI」のEPA燃費は、市街地11.9km/リットル、高速17.4 km/リットル、複合モード13.6km/リットルと、米国におけるオープンカーとして最高の燃費をアピールする。トランスミッションはデヒュアルクラッチの「DSG」だ。
今回さらに多彩なグレード展開が明らかにされた。クラシカルなビートルを年代ごとにイメージしモディファイされた「50's」「60's」「70's」や、すでにビートルとのコラボでお馴染みとなった楽器メーカーフェンダーとの共作「ビートル コンバーチブル フェンダー」、さらにスポーティな装備を満載した「ビートル コンバーチブル Rライン」がお披露目となった。特にRラインは3万ドルからという競争力のある価格を前面に押し出した。
フォルクスワーゲンはこのほか、『CC Rライン』、『ジェッタハイブリッド』などを発表。米国においてフルラインナップで展開していくことを改めて強調した。