ヒト型ロボット、2013年に宇宙へ

宇宙 テクノロジー
ロボットのデザイン
ロボットのデザイン 全 4 枚 拡大写真
 電通、東京大学先端科学技術研究センター、ロボ・ガレージで構成されたKIBO ROBOT PROJECT事務局は29日、国際宇宙ステーションに滞在するヒト型コミュニケーションロボットの仕様と、2013年夏の打ち上げが決定したことを発表した。

 「KIBO ROBOT PROJECT」は、JAXAによる公募に採択され、2011年から1年以上にわたって検討された。具体的には、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟において、宇宙飛行士と自律動作および遠隔操作によるコミュニケーションを行ったり、地上に向けて情報発信したりするロボットを開発するというものだ。

 ロボットの完成は2013年2月を予定しており、同年夏に国際宇宙ステーションに向けて打ち上げを行う。さらに同年冬、日本人初の国際宇宙ステーション船長となる若田光一宇宙飛行士とロボットが対面し、世界で初めてとなる“宇宙における人とロボットとの対話実験”を実施する。また、併せて同じ仕様のロボットをもう1体作製し、地上での本プロジェクトの活動紹介やバックアップなどに活用する予定。

 ロボットは、身長約34cm、全幅約18cm、奥行き約15cmで重量約1,000g。日本語で発話し、音声認識、自然言語処理、音声(発話)合成、情報通信機能、コミュニケーション動作、顔認識カメラ、記録用カメラなどを備えている。

 なお同プロジェクトでは、ホームページにおいて、宇宙に打ち上げるロボットおよび地上で活動するロボット、2体それぞれの名前を募集している。

ヒト型コミュニケーションロボット、2013年夏宇宙へ打ち上げ……若田宇宙飛行士と宇宙で対面

《冨岡晶@RBB TODAY》

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