【COTY 選考コメント】多くの人に勧められるクルマこそイヤーカーに…松下宏

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MW 320i xDrive M Sport
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私は、日本カー・オブ・ザ・イヤーの意義は、普通の人の普通のクルマ選びの参考になることと考えている。多くの人に勧められるクルマがイヤーカーに選ばれたら良いということだ。

カー・オブ・ザ・イヤーがかくなるものであるとの前提に立つと、評価されるべきは“小さくて、軽くて、燃費が良くて、安い”クルマであると思う。

その上で、室内が広くて、満足すべき質感を備え、静かで快適な走りが得られるなら、なおのこと良い。

もちろん、今の時代に求められる安全性能を備えることや、環境性能を確保することなどは、上記の各要件を満たす前の当然の大前提である。

こうした観点から今年の10ベストに選ばれた10台を見ると、私の求める基準を最
もバランス良く満たしていたのがBMW『3シリーズ』であった。

持ち点25点を10ベストのうち5車に配分(残りの5車は0点に)し、うち1車にだけ最
高点の10点を付けるというルールに基づいた結果、私の配点は、

●トヨタ『86』/スバル『BRZ』:0点
●日産『ノート』:0点
●ホンダ『N BOX』/『N BOX+』4点
●マツダ『CX-5』:0点
●スズキ『ワゴンR』/『ワゴンRスティングレー』:4点
●フォルクスワーゲン『up!』:4点
●BMW『3シリーズ』(セダン/ツーリング):10点
●シトロエン『DS5』:0点
●アルファロメオ『ジュリエッタ』:3点
●レンジローバー『イヴォーク』:0点

ということになった。

最後に、今年のイヤーカーに選ばれたCX-5に1点も投じなかったことに触れておきたい。理由は私が投票したのが日本カー・オブ・ザ・イヤーであるということだ。全幅が1800mmを超え、ミラーtoミラーでは2000mmを超えるCX-5の全幅は日本での使い勝手にマッチしない。

いかに多くの評価すべき要素を持つクルマであっても、この全幅では日本のカー・オブ・ザ・イヤーにそぐわないと考えて0点にした。

《松下宏》

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