バイオ燃料「E5」、2015年12月からベトナム全土で使用

エマージング・マーケット 東南アジア
ベトナムネットwebサイト
ベトナムネットwebサイト 全 1 枚 拡大写真

11月27日付のオンライン新聞ベトナムネットによると、同国のグエン・タン・ズン首相はこのほど、バイオ燃料導入のためのローマップなどを示した第53号決定を公布した。車両用ガソリンエンジンおよびディーゼルエンジンに使用する燃料における「バイオ燃料と従来燃料の混合比率」についても規定している。

これによれば、ハノイ、ホーチミン、ハイフォン、ダナン、カントー、クアンガイ、バリアブンタウの計7つの省・中央直轄都市においては、2014年12月1日から、道路用車両向けに生産・販売されるガソリンを「E5ガソリン」(バイオエタノール5%混合ガソリン)にするとし、2015年12月1日からはベトナム全土に拡大するとしている。さらに、ハノイ、ホーチミン、ハイフォン、ダナン、カントー、クアンガイ、バリアブンタウにおいては、2016年12月1日から使用するガソリンを「E10」(同10%)にするとし、2017年12月1日からはベトナム全土に拡大するとしている。

また、商工省は、(1)このロードマップの実施を指揮し、毎年、首相に報告する(2)原料生産地域の継続的な開発、バイオ燃料の生産施設および販売システムを構築、点検、監視する(3)バイオ燃料の貯蔵・保管、輸送、販売に関連する国の技術基準を公布する(4)バイオ燃料の品質および混合比率について、バイオ燃料の生産・販売施設に適用する基準および国の技術基準通りに守られているかを点検・監視する(5)バイオ燃料の使用を社会に呼びかけ、奨励する活動を強化する(6)ロードマップを遂行するため、海外との協力活動を推進し、海外の技術力を活用するなどの責任を負うとしている。

併せて、商工省には運輸省および各地方と協力し、公共交通機関においてバイオ燃料の使用を推進するためのプロジェクトの実施も指示している。

朝妻 小津枝

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
  6. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
  7. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  8. 軽自動車よりも小さい! 15歳から運転できるオペル、約132万円から販売
  9. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  10. 「赤色くるー!!」2026年モデルのカワサキ『エリミネーター』に熱視線!新カラー&グラフィック追加へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る