【ユーロNCAP】ボルボ初の市販PHV、V60…5つ星の最高評価

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ユーロNCAPのボルボ V60 プラグインハイブリッドの衝突テスト
ユーロNCAPのボルボ V60 プラグインハイブリッドの衝突テスト 全 4 枚 拡大写真

ボルボカーズ初の市販プラグインハイブリッド車(PHV)、『V60プラグインハイブリッド』。『V60』ベースの同車の衝突安全テストの結果が11月28日、ユーロNCAPコンソーシアムから発表された。

ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、ポール衝突29km/h、歩行者衝突40km/hで行う。日本や米国の基準とほぼ同じ、世界で最も厳しい条件で実施される衝突テストだ。

2009年2月、ユーロNCAPは新評価システムを導入。評価の割合に応じて、ポイントが配分される。例えば、最重要視される「成人乗員保護性能」には、ポイントの50%を配分。「子ども乗員保護性能」と「歩行者保護性能」には各20%、エアバッグやABS、ESCなどの「安全補助装置の有無」には10%を配分する。最高評価の5つ星を獲得するためには、総合評価が90ポイント以上必要とされている。

ボルボV60プラグインハイブリッドのテスト結果を検証すると、成人乗員保護性能は33点。前面衝突時、運転席側と助手席側の双方のダミー人形の胸と両脚が受けた傷害レベルが、5段階評価で上から2番目の「ADEQUATE」。しかし、それ以外の側面衝突や追突想定テストでは、最高評価の「GOOD」を得た。

また、子ども乗員保護性能は41点。歩行者保護性能は23点、安全補助装置の有無は7点だった。

この結果、ボルボV60プラグインハイブリッドの合計ポイントは104点となり、総合評価は5つ星。最近のユーロNCAPのボルボ車のテストでは、2011年5月のV60の104点に並び、2012年8月の新型『V40』の111点に次ぐ優秀な結果となった。

《森脇稔》

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