ソーラーフロンティアは30日、大規模太陽光発電所(メガソーラー)「下水流(しもずる)発電所」(鹿児島県出水市)が稼働したと発表した。
今回建設されたメガソーラーの周辺地域は、毎年10月半ばごろになると1万羽のナベヅルやマナヅルなどがシベリア地方から渡来する土地としても有名で、環境省の「残したい日本の音風景100選」にも選ばれており、メガソーラーの建設地としては非常に珍しい事例となる。
下水流発電所は、現時点で鹿児島県最大級となる1メガワットの設置容量で、2万平方メートルの敷地に約6700枚のソーラーフロンティア製CIS薄膜太陽電池モジュールが設置されている。複数の地元の有志が出資する合弁会社「出水ソーラー事業株式会社」が発電事業者となり、今年7月から建設を進めてきた。
年間想定発電量は約122万kWで、発電した電力はすべて九州電力に売電される。