日本・EU自由貿易協定の交渉開始を「歓迎」…豊田自工会会長

自動車 ビジネス 企業動向

日本自動車工業会は、日本とEUが自由貿易協定(EPA)の締結に向けて交渉開始することで合意したことを「歓迎」する豊田章男会長コメントを発表した。「日本・欧州両政府関係者の多大なるご尽力に敬意を表する」としている。

11月29日に開催された欧州閣僚理事会で、27加盟国より欧州委員会に交渉権限が付与され、日本・EU自由貿易協定の交渉開始が決議された。

自工会では、日本の自動車産業が歴史と実績のある欧州の自動車メーカーと「競争と協調」の考え方に基づき「数多くのパートナーシップを推進しており、協定を機に日欧間の貿易・投資・産業協力が促進され、日欧双方の自動車産業の発展に繋がると確信する」とEPAの効果を強調。

今後の日欧政府間による協定の早期交渉合意に向けた積極的な取り組みに期待感を示した上で「自動車業界としても、業界対話を継続、促進しながら、日本政府の取り組みに協力する」方針。

ただ、日本とEUのEPAで最も障害となりそうなのが自動車業界と見られている。自動車産業が苦境にあるフランスやイタリアなどが、日本車の関税引き下げで、欧州への輸出が急増、自国の経済に悪影響を及ぼすことを懸念しており、日本の自動車産業にメリットのある形で合意できるかは不透明だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  4. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
  5. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る