三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカは12月3日、11月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は3574台。前年同月比は4.3%減と引き続き減少したが、10月の9.1%減、9月の17.2%減からは確実に持ち直した。
そんな中、2010年10月に米国市場で発売した『アウトランダースポーツ』(日本名:『RVR』)が好調。11月は全体の4割を超える1520台を販売し、前年同月比は34.2%増と大きく伸びる。
また、1520台の販売台数は、同車の月販台数としては、過去4番目に多い記録。2012年1-11月累計では、前年同期比9.5%増となった。
アウトランダースポーツは2012年7月から、米国イリノイ工場での現地生産に切り替えた。三菱モータースノースアメリカの横澤陽一社長兼CEOは、「アウトランダースポーツの販売好調には勇気づけられる。ロサンゼルスモーターショーで発表した新型アウトランダーにも期待したい」とコメント。
一方、11月の総販売台数は前年同月比4.3%減の3574台と、引き続き減少傾向。しかし同社は、「生産中止となった車種を除いた現行生産車だけで見れば、前年同月比は16%の伸び」と説明している。