中国の自動車最大手、上海汽車集団(SAIC)は12月4日、ASEAN市場への進出を発表した。
上海汽車は2004年、英国の名門ブランド、MGを買収し傘下に収めた。今回、上海汽車はタイの財閥、チャロン・ポカパングループと提携。タイに合弁会社を設立し、MG車を現地生産する計画で、MG車をタイなどのASEAN市場へ投入する。
今回の計画では、上海汽車は18億元(約230億円)を投資。新たにタイに設立する合弁会社は、上海汽車が51%、チャロン・ポカパングループが49%を出資する。
タイでの生産開始は、2014年を予定。当初の年産台数は5万台を想定する。ASEAN市場への輸出が本格化すれば、上海汽車は年産20万台レベルに拡大すると見込む。
生産車種に関して、上海汽車は、「MGブランドのセダン」とだけ説明。2014年という生産開始時期を考慮すると、新型車の可能性もある。