航空自衛隊、空中給油機 KC-767の国外運航訓練を中止に

航空 行政
航空自衛隊の空中給油機、KC-767。旅客機のボーイング767がベースとなっている。
航空自衛隊の空中給油機、KC-767。旅客機のボーイング767がベースとなっている。 全 5 枚 拡大写真

防衛省(航空自衛隊)は3日、4日から8日に掛けての間に予定していた小牧基地所属の空中給油機『KC-767』の国外運航訓練を中止にしたことを発表した。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が人工衛星と称している飛翔体の発射に伴う破壊措置準備命令と、これに備えた自衛隊機の出動とその支援を理由としている。

小牧基地(航空支援集団・第1輸送航空隊)所属のKC-767については、アジア大洋州方面の飛行場や飛行経路、航空交通管制等の状況の確認を目的とした国外運航訓練を計画。4日に同基地を出発し、ダッカ(バングラデシュ)~バンダルスリブガワン(ブルネイ)~シドニー(オーストラリア)の経路で訓練実施を予定していた。

しかし、北朝鮮が「人工衛星」と称する飛翔体の発射予告を行い、政府が防衛省に対して「弾道ミサイル等に対する破壊措置等の準備に関する自衛隊一般命令」を発出したことから、これらに関して出動する航空機への給油支援を行う可能性を考慮。訓練中止を決めた。

今後、国外運航訓練が行われるかどうかは未定となっている。

《石田真一》

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