トヨタ豊田社長「ドライバーに自由を与えることは、どんな時代でも残したい」

自動車 ビジネス
トヨタ自動車・豊田章男社長
トヨタ自動車・豊田章男社長 全 4 枚 拡大写真

トヨタ自動車の豊田章男社長は12月6日、都内で開かれた米セールスフォース・ドットコム主催の「クラウドフォースジャパン2012」特別セッションでセールスフォースのマーク・ベニオフCEO、コリン・パウエル元米国務長官と鼎談し、次世代車についての考えを示した。

豊田社長は「どういう時代になっても自動車の持つ特徴で変えたくないものもある。何を変えたくないかというと、車はA地点からB地点に移動する中において、その動きにドライバーにフリーダムを与えている唯一のモビリティ。ここで止まりたい、ここを右に曲がりたい、道さえあればどこでも行けるのが自動車だと思う。そういうドライバーに自由を与えることは、どんな時代になっても残したい。そこはこだわりたい」と述べた。

一方、「それ以外の部分、イノベーションはお客様が決める、市場が決める、世の中が決める。『走る、曲がる、止まる』の部分はこだわりたいが、つながるというところ、走ってる車同士が会話をするとか、車から『充電してよ』というメッセージが届くなど、車との対話を考えると色んなことが出てくると思う」とも指摘。

その上で「車の中でどれだけつながるか、今の若者が楽しんでいる世界。要は単に移動して、そこで家族が言い争ったりする場所じゃなくて、移動空間の中でも何かわくわくドキドキする。その中にスペシャルな場所があるというようなものにしておかないと、我々の将来は無くなるので、是非そうしていきたい」と語った。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  2. 【メルセデスベンツ Eクラスオールテレイン 新型試乗】Eクラスを選ぶならこれが一番。ただしお値段は…中村孝仁
  3. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
  4. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  5. マツダ『CX-5』新型、7月10日世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る