【NHTSA】中国製EVセダン、前面衝突テストに失格…2つ星評価

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米国CODAオートモーティブのEV、コーダセダン
米国CODAオートモーティブのEV、コーダセダン 全 1 枚 拡大写真

米国のEVベンチャー企業、CODA(コーダ)オートモーティブが2012年3月、同社初の市販EVとして米国で発売した『コーダセダン』。この中国製セダンをベースとしたEVが、米国の衝突安全テストで厳しい判定を受けていたことが分かった。

これは米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が公表したもの。コーダセダンについて、前面フルラップ56km/hで衝突安全テストを実施。その結果、最高評価5つ星のところ、わずか2つ星の評価に終わっている。

コーダセダンのシャシーやボディは、中国の自動車メーカー、哈飛汽車の4ドアセダンがベース。これに、米国コロラド州のUQM社製のモーターをはじめ、EVパワートレインを組み込む。

モーターは最大出力134ps、最大トルク30.6kgmを発生。二次電池は蓄電容量31kWhのリチウムイオンバッテリーで、充電時間は約6時間だ。最高速は136km/h(リミッター作動)、1回の充電で最大約200kmを走行可能。

販売エリアは当面、カリフォルニア州のみ。現地ベース価格は、3万7250ドル(約308万円)だ。カリフォルニア州の補助金や優遇税制を適用すれば、実質価格は2万7250ドル(約225万円)に下がる。

最近のNHTSAの前面衝突テストでは、5つ星または4つ星評価というのが当たり前になっている。それを考えると、今回のコーダセダンの2つ星の結果は、異例に低いもの。ベース車両が中国製ということと関連がありそうだ。

《森脇稔》

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