【VW ゴルフ ヴァリアント 試乗】走りも実用性も高いレベルの実力の持ち主…島崎七生人

試乗記 輸入車
VW ゴルフ ヴァリアント
VW ゴルフ ヴァリアント 全 4 枚 拡大写真

『ゴルフ・ヴァリアントTSIトレンドライン・ブルーモーションテクノロジー』と、いささか長い表記のこのモデルが、現行シリーズのベースモデルとなる。

ポイントはそれまでの1.4リットルエンジンに替え、1.2リットルTSIシングルチャージャーが搭載されるところ。105ps/17.8kg-mの性能があり、7速DSGが組み合わせられる。当然スタート&ストップ(アイドリングストップ)、ブレーキエネルギー回生の各機能も搭載。JC08モードで19.0km/リットルの燃費性能をもつ。

16インチタイや&アルミホイールを装着する外観はいたってさり気ない。ルーフレール色はブラックで、フロントフォグランプは未装着。シンプルにまとめられている。

最大1495リットルと、ひと頃の上級車パサート・ヴァリアントにも迫るラゲッジスペースをもつインテリアは、例によって実用的。前席のコンフォートシートは乗降性がよく、ポジションを合わせておけば、何も考えずにサッと座り、最適な着座感をずっとキープしてくれる。後席シートも良好な着座感で、頭上、足元ともスペースに余裕がある。

走りももちろん問題なしだ。1.2リットル化によるネガはない。街中等では、アイドリングストップを積極的に効かせる。また高速走行、山道では、今更ながらなめらかな乗り心地、ハッチバックのゴルフにも見劣りしない高いボディの剛性感を実感する。相変わらず、高レベルの実力を秘めた手頃な輸入ワゴンモデルといえる。  

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  4. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  5. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る