東京ビッグサイトで12月13日よりスタートしたエコプロダクツ12において、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、「地球観測衛星でわかること、役立つこと」をテーマにした展示を行った。
JAXAでは現在、地球観測衛星を用いて地球環境の変化に対する観測データを集めている。その中で、エコプロダクツ12では宇宙から見た"水"に焦点を当てた。
ブースでは、世界の国々が共同で複数の衛星を打ち上げて、雨や雪などの動きを調べるプロジェクト「GPM計画」において、日本が担当するGPM主衛星のセンサ部分「DPR」のモデルが出展された。DPRとは"Dual-Frequency Precipitation Rader"の略で、2つのレーダーを用いて雨の強さを計測するもの。
また、第一期水循環変動観測衛星『しずく』や陸域観測技術衛星2号(『だいち2号』)といった地球観測衛星の模型が展示されたほか、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟『きぼう』の模型も展示された。