海上技術安全研究所、浮体構造体に対する潮流影響測定の実験を公開

船舶 行政
公開実験は海上技術安全研究所内の中水槽(全長150m)で行われた。施設内にはさらに大きな全長400mの水槽もあるという。
公開実験は海上技術安全研究所内の中水槽(全長150m)で行われた。施設内にはさらに大きな全長400mの水槽もあるという。 全 7 枚 拡大写真

独立行政法人・海上技術安全研究所(海技研)は12月13日、今後の建設が計画されている海上設置の風力発電施設など、海面に浮上した状態で係留される構造体に対し、潮流がどのような影響を与えるのかを調べる水槽実験の様子を公開した。

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国は数年後を目標に「浮体式洋上風力発電装置」を日本の沿岸に設置することを計画しているが、この装置は地面(海底)に構造体を埋め込んで設置するのではなく、ワイヤー等で係留するものの「海面に浮かせた状態で使用すること」を前提としている。

浮体式であるため、本体そのものが潮流の影響を大きく受けたり、本体が大きく揺れ動くことで係留用のワイヤーに負担が掛かることは容易に想定できることから、海技研では潮流の中に係留された浮体に生じる渦励起動揺(VIM=Vortex Induced Motion)の発生・抑制のメカニズム解明を進めている。

13日は浮体の変動振幅や係留力などを計測する様子を公開。長さ150mの巨大な水槽に浮体式の構造体を設置。これを牽引することで時速3ノット程度の模擬的な潮流を作り出していた。

《石田真一》

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