eCall緊急通報システム、試験用プラットフォームのデモ公開

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「eCall緊急通報システム」試験用プラットフォームのデモ
「eCall緊急通報システム」試験用プラットフォームのデモ 全 4 枚 拡大写真

横須賀テレコムリサーチパークは12月19日、欧州が2015年から新型車への導入を義務付けている「eCall緊急通報システム」対応の試験用プラットフォームを同社施設内に構築、そのデモンストレーションを公開した。

試験車両が衝突事故を起こすとeCall用車載器が作動し、車両識別番号、車種、燃料種別といった車両に関する情報や、緯度経度を含めた位置情報が、緊急応答センター(PSAP)に自動送信される。PSAPのスタッフはその情報をもとに事故を起こした車両に電話をかけ乗員の状況を確認するとともに、救急車、パトカーあるいは消防車の手配をするという仕組み。

事故発生とともに事故現場の正確な情報が瞬時に把握することができるため救急車出動までの時間が短縮できるのが特徴としている。

また横須賀テレコムリサーチパークは自動車が搬入できる携帯網接続型大型電波暗室も公開。大型エアコンを備えているため暗室内でエンジンを稼働できるという。

今回構築した試験用プラットフォームは屋外走行を可能にしているが、自動車メーカー側から発売前の新型車を屋外走行するには覆面した状態にならざるを得ないとの指摘から、暗室での試験に対応できるようにした。

《小松哲也》

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