【スマート フォーツー エレクトリックドライブ 発売】EVは都市交通で重要な存在

自動車 ニューモデル 新型車
スマート・フォーツー エレクトリックドライブ
スマート・フォーツー エレクトリックドライブ 全 6 枚 拡大写真

メルセデス・ベンツ日本は、スマート『フォーツー エレクトリックドライブ』の納車を開始した。

同社試乗会において、商品企画・マーケティング部製品広報課の嶋田智美さんは、「5月にガソリンモデルのフェイスリフトを行い、それと同じタイミングで予約受付を開始しました。デリバリーは年末から始まり、予約は春先の生産枠まで埋まっている状況です」と話す。

スマート電気自動車の、そもそものヒストリーについて嶋田さんは、「スマートというクルマ自体が、コンセプトの時点から常に電気自動車を前提に可能性を模索してきたモデルです」とし、「2007年に第1世代がロンドンで公道実験を行い、第2世代は日本を含む18か国で公道実験を行いました。そして今回第3世代として、パフォーマンスや航続距離で大きな進化を遂げ、初の市販車として発売されたのです」と述べる。

また、「ダイムラーの考えるモビリティのポートフォリオでは、長距離、中距離、短距離といったそれぞれの走行パターンにおいて、必要とされる環境性能、及び航続距離といったようなものは異なります」という。そして、「それらに単一で答えることが出来るドライブトレインは、現在のところ燃料電池といわれていますが、市販レベルではまだ実現できていません」。この問題に対してダイムラーの回答は、「複数のドライブトレインを状況によって使い分ける、モビリティのポートフォリオという考え方を提案しており、このポートフォリオで、電気自動車は都市交通において重要な役割を果たしているのです」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  4. V8エンジン搭載のレクサスセダン『IS500』がクライマックス! 950万円の特別仕様を発売
  5. 晴れた日の洗車が愛車を傷つける! “夏洗車”の落とし穴と対策~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る