NASA、無重力下での液体維持技術をテスト中

宇宙 テクノロジー
SMiRF
SMiRF 全 2 枚 拡大写真

クリーブランドにあるNASAグレン研究センターのクリーク・ロード低温物理学工場団地には、小・多目的学術研究施設(Small Multipurpose Research Facility:SMiRF)がある。ここでは現在、宇宙での低温推進体の長時間の保管と運搬に必要な、熱保護システムのパフォーマンスを評価中だ。

現在評価をしている無重力流体管理技術には、流体の量を計測する大量測定、タンクの中を単に浮遊する流体を捕獲する液体取得装置(LADs)、流体を最小限の損失で効率的に動かすラインの冷却と保管タンク間の移動などがある。

近年、一連の成功を収めたLADs(Liquid Acquisition Devices)のテストは、無重力状態で液体を確保する能力を確定するために、様々な飽和状態で液体水素を用いて行われた。このテストは最低温度華氏マイナス424度まで、タンク圧力20~80psia(ポンド/平方インチの絶対値)からの範囲で実施された。

SMiRFは、宇宙や高い高度、打ち上げ時のプレッシャー状態をシミュレートする機能を提供し、太陰日の熱サイクルをシミュレートする、プログラム可能な低温壁を持つ6×9フィートの直径を有する拡散ポンプ高減圧室を備えている。

《河村兵衛》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る